【うずしお高校浄瑠璃部】(184) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第五章 鮎屋の滝(二十二)

 安川は、自分に対して刀を抜いたのだ。

 圭介は、それをはっきりと知った。

 さつきの名誉のためにも、進学を巡るこの話は聞くべきではなかった。安川だ ・・・

【残り 778文字、写真 1 枚】



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