【うずしお高校浄瑠璃部】(176) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第五章 鮎屋の滝(十四)

 夕暮れの福良港を臨むベンチで、圭介はさつきを待っていた。圭介たちの通学路や、淡路人形座を擁する商業施設からは離れた場所にある小さな公園だ。隣接した造 ・・・

【残り 791文字、写真 1 枚】



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