【うずしお高校浄瑠璃部】(139) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第四章 新人舞台(三十)

 安川は自分の部屋に圭介を案内すると、勉強机に両手をついて黙りこんでしまった。圭介に背を向けたまま手の甲で目尻をぬぐい、鼻をずるずるとすすった。そして ・・・

【残り 794文字、写真 1 枚】



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