【魂の歌を】(249) 真保裕一・作 旭ハジメ・画

 ◆第10章 真実の歌(7)

「待っていた?」

 疑問に思って、修は訊いた。

 ジュンが小さく肩をすくめてみせる。

「あとで知って、どれほど恨み言を口にしたかわかりません。あの公 ・・・

【残り 762文字、写真 1 枚】



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