自動運転バス2月から実証運行 横芝光町が説明会 運転手不足や高齢者対応へ 無料方式で客乗せ、最高時速35キロ 【地方発ワイド】

 横芝光町が町内の新たな公共交通手段を模索し、2月から自動運転技術を使ったバスを公道で走らせる。「実証調査走行」と位置付け、JR横芝駅や商業施設、町立東陽病院などを巡回する実験ルート(5・5キロ)を設定。電気自動車(EV)の小型バスを使い、利用客を無料で乗せるバス路線として運用する。町は実証運行を数年間続ける方針で、運転手不足の解決や高齢者の移動手段確保にどう役立つか検証する。年末に開いた町民説明会で、安全性を確保する仕組みも伝えた。(東金支局・森大輔)

 使用する車両は1台で、中国EVメーカー「比亜迪(BYD)」社製のバスを輸入する。座席数は15席で立ち乗りは不可。予約優先で、乗客は無料通信アプリ「ライン」から乗車予約や運行情報の入手ができる。運行時の最高時速は35キロ。

 ドライバーが乗って自動運転システムを監視し、状況に応じて手動運転に切り替えられる「レベル2」 ・・・

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