市職員死亡、通報後対応は不適切 和歌山市設置の第三者機関

和歌山市役所

 2020年に和歌山市の不正支出問題を公益通報した当時20代の男性職員が自殺した問題で、市が設置した第三者機関の公正職務審査会は6日、通報後の人事配置や男性への対応が不適切だったとする検証結果を公表した。

 男性職員は18年5月に不正支出があった部署に異動し、書類捏造を求められて心身に不調が生じ休職した。同8月に公益通報し、20年2月にこの部署の職員ら十数人が停職や減給などの処分を受けた。男性は別の部署に復職したが同6月、自宅で命を絶った。


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