被災地珠洲の灯籠キリコ、万博へ 「頑張る姿を世界に」

クレーンでトラックに載せられる大型の灯籠「キリコ」=4日午前、石川県珠洲市

 昨年の能登半島地震や記録的豪雨で被災した石川県珠洲市馬緤町の伝統行事「馬緤キリコ祭り」を6日に大阪・関西万博で披露するため、住民が4日、大型の灯籠「キリコ」をトラックで搬出した。「キリコは能登の象徴であり、復興のシンボル。頑張る姿を世界に届けたい」と意気込む。

 保管している倉庫に約30人が集まり、高さ約11メートル、幅約1・8メートルのキリコを、クレーンを使って慎重にトラックに載せた。キリコを照らすちょうちんなども積み込んだ。

 万博会場のEXPOアリーナ「Matsuri」で6日、珠洲市など万葉集にゆかりのある地域の祭りが集結し、披露される。


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