関税交渉、6月合意へ進展 赤沢氏、閣僚協議継続

日米の閣僚交渉を終え、取材に応じる赤沢経済再生相=30日、ワシントン(共同)

 【ワシントン共同】赤沢亮正経済再生担当相は30日、トランプ米政権の高関税政策を巡り、ベセント財務長官らと4回目の閣僚交渉を米ワシントンで実施した。会合終了後、6月中旬を想定する日米首脳の対面会談を念頭に「互いの立場を認識し、合意に向けた議論が進展していることを確認した」と記者団に述べた。閣僚協議を継続することで一致した一方「関税措置の見直しを強く求めており、かなわない形では合意は困難だ」とも強調した。

 交渉はラトニック商務長官も加わり、約2時間行った。赤沢氏は「日本の国益を守りながら早期の合意を目指す」との考えを重ねて示した。


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