2025年5月30日 19:11 | 無料公開
大成建設が札幌市で建設していた高層ビルの施工不良情報を基にインサイダー取引をしたとして、証券取引等監視委員会は30日、金融商品取引法違反の疑いで北海道や東京都、愛知県に住む同社社員ら40〜60代の男性5人に課徴金計312万円を納付させるよう金融庁に勧告した。
大成建設は2023年3月、建設中の高層ビルで鉄骨が傾くなどの施工不良が発覚したため建て直すと公表。監視委によると、公表前に社員4人がそれぞれ同社株100〜900株を約45万〜401万円で売り抜け、公表後の株価下落による約4万〜29万円の損失を回避したとされる。