岐阜の長良川鉄道、減便検討へ 「間引き運転」で経営改善目指す

長良川鉄道=岐阜県郡上市の郡上八幡駅

 一部廃線が検討されている岐阜県を走る第三セクター「長良川鉄道」について、運営する沿線5市町の首長らが28日に会合を開き、経営改善を目指し利用客の少ない区間の「間引き運転」による減便を検討することで一致した。関市が29日明らかにした。

 長良川鉄道は近年経営悪化が続き、社長を務める関市の山下清司市長らはこれまで、一部区間の廃線などの検討を進めてきた。減便の経営効果を見極めることで、廃線への議論が深まりそうだ。

 長良川鉄道は美濃太田(美濃加茂市)―北濃(郡上市)間の72・1キロを結ぶ。帝国データバンクによると、2023年度の経常損失は約3億6600万円だった。


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