不明隊員2人の捜索続行 空自練習機墜落事故で

自衛隊員によって回収された航空自衛隊T4練習機の破片とみられる物=15日午前5時53分、愛知県犬山市

 航空自衛隊のT4練習機が愛知県犬山市のため池に墜落した事故で、自衛隊は15日、安否不明の隊員2人の捜索を続けた。愛知県警や地元消防も同日午前、捜索を再開。池では機体の一部や2人が身に着けていたとみられるヘルメットなどが見つかっており、空自は詳しい経緯を調べる。

 空自によると、墜落機は新田原基地(宮崎県)所属で、いずれも男性の1等空尉と2等空尉が乗っていた。ともにT4の操縦資格を持つパイロットで、事故当時、どちらが操縦していたのかは分かっていない。

 空自はT4の飛行を当面見合わせている。原因を調べるが、墜落機はフライトレコーダー(飛行記録装置)を搭載しておらず、難航する恐れがある。


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