米、自閉症とワクチン関連研究 CDCが計画と報道

米疾病対策センター(CDC)=米ジョージア州アトランタ

 【ワシントン共同】ロイター通信は7日、米疾病対策センター(CDC)が自閉症とワクチンの関連を調べる大規模研究を計画していると報じた。ワクチン反対派でCDCを傘下に持つ厚生省のロバート・ケネディ・ジュニア長官は過去に予防接種と自閉症を結び付ける発言をして物議を醸した。ロイターは「広範な研究が両者の関連を否定している」と指摘した。

 米国では自閉症の診断件数が2000年以降増えている。多くの研究者は検査数の増加などが背景にあると考えているが、ワクチンとの関連を指摘する1990年代の英国の研究を根拠にワクチンが原因だと考える人もいる。この研究は後に誤りだと判明した。


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