飼育犬700万匹を割る 「共働き増加」など背景に

 ペットフード協会(東京)は22日、2023年の全国犬猫飼育実態調査(推計値)の結果を発表した。猫の推定飼育数は約906万9千匹、犬は約684万4千匹だった。猫は前年から約23万匹増えた一方、犬は約20万匹減り、13年以降の調査で初めて700万匹を割って最低となった。

 同協会は「人口減少に加え、共働き家庭の増加により、飼育可能な世帯が減っている。さらに猫より手のかかるイメージも影響しているのではないか」と分析。

 調査は、ペットフードを製造・販売する企業の業界団体である同協会が毎年インターネットで実施。全国5万人から得た回答を基に推計した。


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