2021年11月1日 16:49 | 無料公開

手代木功、塩野義製薬社長
塩野義製薬の手代木功社長は1日、東京都内で開いた記者会見で、最終段階の臨床試験(治験)に入った新型コロナウイルスの治療薬について、シンガポールや韓国など海外でも治験を実施する方針を明らかにした。国内で感染者が減って治験を受ける患者が十分確保できない可能性があるため。
手代木氏は治療薬について「年内の承認申請に向けてやれることをやっていく」と説明した。塩野義の治療薬は軽症者向けの飲み薬で、ウイルスの増殖を抑制して重症化を防ぐ。2021年度内に国内で100万人分の供給体制を整える。