2012年9月18日 18:25 | 無料公開

航空レーザー測量された履中天皇陵とされる上石津ミサンザイ古墳の図面(百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議提供)
大阪府や堺市などから成る百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議は、両古墳群のほぼ全てに当たる82基を航空レーザー測量し、18日、結果を発表した。
履中天皇陵とされる上石津ミサンザイ古墳では前方部上に球状の高まりがあることをあらためて確認。大阪府文化財保護課は「天皇陵などに立ち入ることなく、より詳細な墳形が分かり、研究にも役立つ」としている。
世界遺産の推薦書に掲載するため、今年2月に、両古墳群をヘリコプターからレーザー測量した。1秒間に18万回発射、10~20センチ間隔の等高線で詳細な図面が作成できる。