2012年9月1日 05:20 | 無料公開

映画「カルメン故郷に帰る」の一場面。高峰秀子さん(右)と小林トシ子さん((C)1951・2012松竹株式会社)
【ベネチア共同】イタリアで開催中のベネチア国際映画祭で31日(日本時間9月1日)、日本初のカラー長編劇映画とされる木下恵介監督の「カルメン故郷に帰る」(1951年)が上映された。映画史上の名作を集めたクラシック部門の19本に選ばれた。
上映前、日本映画に詳しいイラン出身のアミール・ナデリ監督が「長回しの撮影やボディランゲージを使った表現が独特で、今見ても新鮮だ」と紹介。カラー映像は「ヒロインがまるで夢の中にいるように見せる効果がある」と評した。