ジャズで脱原発メッセージ 沢田穣治、アン・サリーら 

アルバム「ノー・ニュークス・ジャズ・オーケストラ」のジャケット

 東京電力福島第1原発事故を題材にしたジャズアルバム「ノー・ニュークス・ジャズ・オーケストラ」が発売され、話題を呼んでいる。

 トリオ「ショーロクラブ」のメンバーで、プロデュースとほとんどの曲の作曲を担当した沢田穣治の呼び掛けで約20人のミュージシャンが参加し戸惑い、不安、希望をイメージさせる旋律で、一人一人に原発事故の意味を問い掛ける。15曲入り。歌手アン・サリーが阪神大震災の悲しみと復興の願いを込めた「満月の夕」を歌っている。

 CDを発売した「ソングエクス・ジャズ」の宮野川真さんは「音楽家たちに、言葉でなく音楽で事故後の1年をドキュメントにしてほしかった」と語る。欧州での発売も計画中だ。


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