東北3県で「震災障害者」67人 重度半数、目立つ津波での負傷 

 東日本大震災のけがなどが原因で身体に障害を負った「震災障害者」が岩手、宮城、福島3県で少なくとも67人に上ることが20日、3県への取材で分かった。震災では多数の死者が出た一方、けが人は少ないとされてきたが、深刻な障害を残す負傷があったことを裏付けるデータとなった。

 3県によると、重度の1級障害者が31人と半数近く、津波で流れてきたがれきや車に挟まれて手足を切断した例が目立つという。

 昨年3月11日~今年8月1日までに3県が新規に身体障害者手帳を交付した人のうち、手帳申請に必要な医師の診断書で震災が原因と判断できる人を抽出。


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