7月の熱中症搬送最多 猛暑続き、2万人超 

 7月の熱中症による搬送者は2万1082人となり、2008年の調査開始以降、7月として最多だったことが総務省消防庁のまとめで17日、分かった。猛暑が続いたためで、月間搬送者数でも10年8月の2万8448人に次ぎ2番目だった。

 7月の搬送者は前年同期から17・4%増加した。搬送者のうち、医師の初診時に死亡が確認されたのは37人で、3週間以上の入院が必要な重症は476人。全体の45・2%は65歳以上の高齢者が占めた。

 都道府県別では1483人の愛知が最も多く、埼玉、東京、大阪も千人を超えた。人口10万人当たりでは、鳥取の30・07人が最も多かった。


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