本人意思不明の脳死79例に 横浜の病院で20代男性 

 日本臓器移植ネットワークは11日、横浜市の昭和大藤が丘病院に蘇生後脳症で入院していた20代男性が10日午後7時55分、臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。男性は書面で臓器移植の意思を示していなかったが、家族が承諾した。脳死移植は法施行後183例目で、本人の意思不明は79例目。

 肺は片方ずつ大阪大病院の30代男性と京都大病院の50代男性に、肝臓は京大病院で40代女性に、膵臓と片方の腎臓は東北大病院で50代男性に、もう片方の腎臓は虎の門病院分院(川崎市)で30代男性にそれぞれ移植。心臓と小腸は医学的理由で断念した。


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