2012年8月9日 22:09 | 無料公開
【カイロ共同】シリアの反体制派武装組織「自由シリア軍」幹部は9日、激しい戦闘が続いていた北部の中心都市アレッポの中心部サラディン地区からの撤退を完了したと認めた。フランス公共ラジオが伝えた。 シリア国営メディアは8日、アサド政権側部隊がサラディン地区を制圧したと報道、反体制派は否定していた。反体制派は戦力拡大を図っているが、双方が重要地域と位置付けていたサラディン地区を政権側が短期間で再び掌握したことで、戦力差があらためて鮮明になった。 一方、シリア国営テレビによるとアサド大統領は9日、ヒジャブ首相の政権離反を受けて、ハラキー保健相を新首相に指名した。