社長「中学生20人雇った」 労基法違反、日常化か 

 群馬県桐生市の工事現場で働いていた栃木県足利市立西中学3年石井誠人君(14)が死亡した事故で、石井君を雇っていた群馬県太田市の解体会社の社長(45)が「計約20人を、自分が経営するリサイクル会社で雇っていた」と9日、共同通信の取材に明らかにした。

 桐生労働基準監督署などは、違法な年少者雇用が日常化していた疑いもあるとみて調べる。

 社長によると、約20人は足利市の中学4校の生徒で、7~8年前から働かせていた。社長は「中学生ということで、石井君らの雇用を一度は断ったが、中学校や親からの強い依頼があり、アルバイトとして雇い、お金も払っていた」と説明している。


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