関電美浜事故追悼、再発防止誓う 停止原発再稼働にも意欲 

美浜原発3号機の蒸気噴出事故から丸8年で、慰霊碑に向かい黙とうする関西電力の八木誠社長(前列中央)ら=9日午後、福井県美浜町

 11人が死傷した関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の蒸気噴出事故から丸8年となった9日、同原発で追悼式典が開かれ、八木誠社長が慰霊碑の前で「事故の反省と教訓を風化させることなく、安全の実績を積み重ねるべく全力を尽くす」と再発防止を誓った。

 八木社長のほか幹部ら約50人が、事故が発生した午後3時22分に黙とうをささげた。その後、八木社長は下請け会社や関電の発電所員に「今後とも原発を活用していくためには、信頼性、安全性の向上に不断の取り組みが不可欠だ」などと訓示し、停止原発の再稼働にも意欲を示した。


  • Xでポストする
  • LINEで送る