増税法案、10日に採決方針 野党7党は不信任提出へ 

野党7党の党首による記者会見を終え「国民の生活が第一」の小沢代表(左端)に握手を求める共産党の志位委員長(右端)=3日午後、国会

 政府、民主党は3日、消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案を、参院で10日に採決する方針を固めた。複数の関係者が明らかにした。自民、公明両党の早期採決要求に配慮した。一方、「国民の生活が第一」の小沢一郎代表など中小野党7党首は3日、同法案の成立阻止を目指し、参院採決前に内閣不信任決議案を提出することを確認。自民党では、野田佳彦首相が衆院解散を確約しない場合、独自に不信任案を出し、解散に追い込むべきだとの強硬論も広がり始めた。

 首相は3日、内閣記者会のインタビューで一体改革法案について「一日も早く成立させたい。折り合うことが必要だ」と述べた。


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