お雇い外国人デニソンの肖像画 米に存在、貴重な資料 

「お雇い外国人」ヘンリー・デニソンの肖像画の横で話すニューハンプシャー日米協会のチャールズ・ドレアック会長=6月15日、米ニューハンプシャー州ポーツマス(共同)

 明治政府の「お雇い外国人」として、日露戦争を終結させたポーツマス条約(1905年)の締結に大きく貢献した米国人ヘンリー・デニソン(1846~1914年)の肖像画が、米国内に存在することが7月31日までに分かった。

 デニソンの肖像画としては、近代日本洋画の父とされる黒田清輝がデニソンの死後に描いたものが知られる。だが第2次大戦の空襲で焼失したとされ、この1枚は貴重な資料と言える。

 米画家ブレンドン・キャンベルの作で、ニューハンプシャー州のニューハンプシャー日米協会の会長が所有。条約ゆかりの地、同州ポーツマスの会長事務所に飾られている。(ポーツマス共同)


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