変わるか勢力図【ちば統一選 県議選2019】

 3月29日告示、4月7日投開票の県議選は定数94を42選挙区で争う。区割り変更・合区により、定数が1減、選挙区数は4減。対決構図も変わる中、現段階で自民党(現有51議席)は現新計49人を公認し、5新人を推薦。国民民主党(同10)と立憲民主党(同7)は各9人の公認を決め、公明党(同8)は8人、共産党(同5)も8人を擁立。社民党や市民ネット、無所属も含めると既に108人の出馬が確実だ。県政界の勢力図を左右しそうな注目選挙区を展望した。(立候補予定者の敬称略)

◆県都、共産の動向焦点 千葉市中央区(定数3)

 前回2015年は定数2オーバーの5人が立候補した。今回も注目度の高い県都だが、現段階で出馬が固まっている顔ぶれは、自民の本間、佐野と、立民の網中の3現職のみ。ただ、共産が独自候補の擁立を目指しており、無投票の公算は小さいとみられる。

 前回の改選後に県議会議長も経験した本間は7期目を狙う。佐野も議員連盟を率いるなどの存在感で5期目に挑戦。旧民主党で議席を獲得していた網中は昨年秋、立民に加入した。

 前回、無所属で出馬し、次点だった保守系の候補は千葉市議選に回る見込み。

◆前回と同じ4人か 千葉市花見川区(定数3)

 前回は激戦の末、自民、公明、共産が議席を分け合った。この3党の現職が議席維持を狙い、前回は旧民主党で議席を守れなかっ ・・・

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