「仕事でイライラ、酒に逃げた」 八街児童5人死傷事故 昨年2月ごろから飲酒運転 検察側の質問始まる

梅沢洋被告(7月12日、八街市)
梅沢洋被告(7月12日、八街市)

 八街市で6月、下校中の市立朝陽小児童5人が飲酒運転の大型トラックにはねられ死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の罪に問われた運転手、梅沢洋被告(61)の第3回公判が1日、千葉地裁(金子大作裁判長)であり、検察側の被告人質問が行われた。被告は昨年2月ごろから飲酒運転をするようになったと供述。飲酒運転の認識については「悪いとは分かっていたが、自分は大丈夫って気持ちがあった思う」と述べた。次回は1月17日で、検察側の論告求刑などがあり結審する予定。

 飲酒運転を始めた理由を問われた被告は「最初は友だちともめて夜通し飲み、そのまま仕事にいったことがきっかけ」と説明。昨年2月ごろには仕事中にも飲酒するようになり「(仕事の)相手先にイライラがあり、酒に逃げた。飲むと落ち着き、イライラしなくなった」と述べた。

 事故当日に飲酒したとされる幕張パーキングエリア(PA)では「それまでも週1、2回酒を飲んでいた。(トラックの)外から見られないよう、隠れ ・・・

【残り 409文字】



  • Xでポストする
  • LINEで送る