笑うアシカと新成人の誓い 南房総の各市町で式典

 南房総地域の各市町で12日、成人式が行われ、1320人が大人の仲間入りを果たした。

 鴨川市は恒例の鴨川シーワールドで、笑うアシカのカンジ君と成人式。長谷川孝夫市長は新成人に「家族や恩師、仲間の絆を信じ、あきらめることなく立ち向かってください」と呼び掛け、新成人代表の野村周市さんと関口友香さんが「鴨川に誇りを持ち、笑顔で暮らせる市となるよう貢献したい」と抱負を述べた。

 館山市の県南総文化ホールでは、新成人代表の早川千尋さんが市民憲章を朗読し、伊藤敦也さんが「新たに与えられる権利の最たるものは参政権。責任感を強く持って行使しなければならない」と思いを新たにした。

 南房総市は白浜フローラルホールを会場によさこいソーランと安房八幡太鼓でお祝い。石井裕市長は「今はいろんな失敗をしてほしい。後から振り返れば良かったと思える。失敗を恐れずチャレンジしてほしい」とエールを送った。

 鋸南町の中央公民館では新成人の鈴木航さんがピアノ演奏を披露。館山市でミュージカル教室を主宰する遠藤敏彦・園さん夫妻が歌とダンスに続き、「難病に感謝。ミュージカルを通して南房総から元気を発信したい」と題して講演し、成人を祝った。

 南房総地域の新成人は、館山市428人(男199人、女229人)、鴨川市406人(男190人、女216人)、南房総市401人(男229人、女172人)、鋸南町85人(男44人、女41人)。


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