2013年10月15日 15:51 | 無料公開
いすみ市は、公益社団法人神奈川県観光協会(斎藤文夫会長、約450会員)との間で「観光交流事業協定書」に調印した。外房と対岸とのアクセスが圏央道延伸で向上したのを受け、互いの魅力を情報発信しあうなどして交流人口の拡大を目指す。県内の自治体が同協会とこうして手を結ぶのは初めて。
協定では、観光情報の相互交換、地域産業振興のための特産品広報活動、観光事業の相互開発など6項目で協力関係を結んだ。
同市側が働き掛けて実現した。背景には、市町村合併後の市名が対岸ではまだ浸透していないこと、これまでは対岸の観光客が内房や南房総に流れていたことへの危機感がある。
同市への新たな玄関口となった圏央道の市原鶴舞インターチェンジと協定によるてこ入れ策を生かし、人口が集積する対岸との交流を加速させて地域活性化につなげたい考えだ。