
いつもの初詣風景が戻ってきそうだ。新型コロナ「5類移行」で、一律的な感染対策は大きく緩和。年末年始に集まって繰り出す機会が増え、ご当地の寺社でも年越しや正月の風物詩行事の復活が進む見通し。明るく平穏な新年を願い、県内の神社仏閣を紹介する。
成田山新勝寺(成田市)
コロナ禍前は三が日だけで300万人以上が初詣に訪れ、2024年も同規模の人出があると見込まれる。真言宗智山派の大本山で940年に開山。本尊不動明王は弘法大師が彫って開眼した。元日は午前0時から除夜の鐘とともに御護摩大祈祷(とう)会が始まる。
「新春御護摩祈祷」は、元日には午前0時~同6時が1時間半ごと、同8時~午後6時は1時間ごとに執り行う。2、3日は午前6時~午後6時の間。1月28日まで毎日午前11時に大祈祷会を開く。
◇成田市成田1。JR・京成成田駅から徒歩約10分。参道は車両通行規制。車の混雑緩和のため公共交通機関の利用を推奨。(電話)0476(22)2111。
香取神宮(香取市)
全国約400社の香取神社の総本社で、日本書紀に登場する武神「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」を祭る。三が日は家内安全や商売繁盛などを祈願する参拝客らでにぎわう。参道には土産物店が並び、名物のだんごも楽しめる。
創建は紀元前643年と伝えられている。国の重要文化財に指定されている本殿は1700年、江戸幕府5代将軍の徳川綱吉により造営された。
大みそかは午後3時から大祓(おおはらえ)式、同5時から除夜祭。元日は午前5時から歳旦祭が行われる。
◇香取市香取1697の1。東関道・佐原香取ICから車で2分。駐車場あり。(電話)0478(57)3211。
猿田神社(銚子市)
導きの神とされる猿田彦大神とともに、天鈿女命(あまのうずめのみこと)、菊理媛命(くくりひめのみこと)を祭る。開運や方 ・・・
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