駅直結で「エキマエ」に イオン、幕張新都心のファミリーモール エシカルテーマにリニューアル 11月23日名称変更

11月から「エキマエ」に改称するファミリーモールの外観(イオンモール幕張新都心提供)
11月から「エキマエ」に改称するファミリーモールの外観(イオンモール幕張新都心提供)

 大型商業施設のイオンモール幕張新都心(千葉市美浜区)は、モールの1棟「ファミリーモール」の名称を11月23日から「エキマエ」に変更すると発表した。今春から2年間にわたって進めている大規模リニューアルの一環で、途上国支援や環境保全に配慮した消費行動「エシカル(倫理的)消費」に取り組むテナント店舗が順次開店する。

 エキマエは3月に開業したJR京葉線の幕張豊砂駅にちなんだ名称。駅と直結して利便性が向上したことなどから、現在のファミリーモール以上に親しみを感じてもらえるよう改名するという。

 館内には開店済みの飲食店に続き、11月からライフスタイル雑貨の「エシカルな暮らしLAB」が県内で初出店するなど、エシカルをテーマとした衣料品などの計14店舗が順次オープンする。

 館内通路は、環境に配慮した県産間伐材を用いて落ち着いたデザインに変更するほか、廃棄予定だった県産集成材を再利用したベンチも設置。また、休憩や待ち合わせなどができる自由空間「エキマエラウンジ」も新設し、衣料品回収ボックスを置いてリサイクルの推進を図る。

 施設内に合わせ、外観も衣替え。木質の素材を使用し、茶色を基調としたシンプルな装いとし、臨海エリアの洗練されたムードの醸成を狙う。

 イオンモールは今秋をリニューアルの「第2期」と位置付けており、エキマエ以外の各モールも合わせ、移転改装を含め30店舗がオープンする予定。担当者は「地元に根差した拠点として、地域や人に優しいモールを目指したい」と話した。


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