清水伶選 【日報俳壇】

噴水の砕けて風の下僕かな 柏 柳田哲男
 【評】「風の下僕」という表現に惹かれた句。噴水が風に吹かれ、微塵に砕け、それはまるで風の下僕(げぼく)のようである、という句意であるが、風の召使、しもべのようだ、という思いがユニーク ・・・

【残り 1002文字】



  • Xでポストする
  • LINEで送る