2024年5月26日 05:00 | 有料記事
春愁や借りたる本のうす埃 多古 鈴木裕
【評】友人からか貸本屋からか借りきたる本にある薄埃。そこに作者は新刊書にはないぬくもりを覚えているのだ。幾人かの人が読んだ本。その頁を繰りながら、ふと軽い哀愁を覚える作者の心情が、十七音の中に ・・・
【残り 1052文字】
春愁や借りたる本のうす埃 多古 鈴木裕
【評】友人からか貸本屋からか借りきたる本にある薄埃。そこに作者は新刊書にはないぬくもりを覚えているのだ。幾人かの人が読んだ本。その頁を繰りながら、ふと軽い哀愁を覚える作者の心情が、十七音の中に ・・・
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