『寒山落木』に収める 正岡子規(8)

 明治二十四年春の房総旅行のおり、子規が詠んだ俳句は、のちに子規が自選句をまとめた『寒山落木 巻一』(明治十八年より同二十五年の句を収める)にも編まれている。

 《行脚の笠に題す》の断り書きで「道づれは ・・・

【残り 823文字】



  • Xでポストする
  • LINEで送る