国府台周辺を描く 井上ひさし(7)

 小説「偽原始人」は、ひさしが市川市北国分に移転した昭和五十年に、朝日新聞に連載された。

 同小説の「穴ぐらぐらし」の抄に、作品の主人公・池田東大君の目を通して、周囲のネギ畑やナシ畑、そしてサワラやスギ ・・・

【残り 780文字】



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