古往今来、歌壇賑わす ホトトギス 成田篤彦 【房総の草木虫魚】(386)

ホトトギス カッコウ目カッコウ科 全長27センチ、ヒマラヤからウスリー地方、朝鮮半島、北海道南部、本州、四国、九州、伊豆諸島、沖縄で繁殖。冬は東南アジアで越冬=2008年6月16日、袖ケ浦市(田村満氏撮影)
ホトトギス カッコウ目カッコウ科 全長27センチ、ヒマラヤからウスリー地方、朝鮮半島、北海道南部、本州、四国、九州、伊豆諸島、沖縄で繁殖。冬は東南アジアで越冬=2008年6月16日、袖ケ浦市(田村満氏撮影)
ホトトギス スズメ目カッコウ科 赤色型=2011年6月15日、君津市(田村満氏撮影)
ホトトギス スズメ目カッコウ科 赤色型=2011年6月15日、君津市(田村満氏撮影)

 初夏の台地の谷津、雑木林は新緑の真っ盛り、清流の岸辺にアジサイが咲き、カワトンボが飛び交う。オオヨシキリが「ギョギョギョ」、ウグイスが「ホーホケキョ」と鳴く。上空から「オ!キョキョキョ、オ!キョキョキョキョ」と大きな鳴き声が響きわたった。外の小鳥の鳴き声を吹き飛ば ・・・

【残り 1193文字】



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