【魂の歌を】(94) 真保裕一・作 旭ハジメ・画

 ◆第四章 ぬぐえぬ不安(19)

「あ、いえ……ですけど、芳山(よしやま)太蔵(たいぞう)君の親御さんが離婚される時、相続放棄の手続きを取られた、と聞きましたもので」

「その点は、そちらの法務部のか ・・・

【残り 876文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る