【魂の歌を】(80) 真保裕一・作 旭ハジメ・画

 ◆第四章 ぬぐえぬ不安(5)

 ここで黙っていては、この先も御堂に何も言えなくなってしまう。修は覚悟を決めた。

「――ぼくにはアーティストのデリケートな感情を理解できていないところがあるん ・・・

【残り 833文字、写真 1 枚】



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