2022年8月21日 05:00 | 有料記事
若い頃の年の暮れ、房総丘陵の雑木林で、「ヒューヒュー」と口笛のような鳴き声が聞こえた。やぶの中にスズメ大の小鳥が見えた。ほほが桃色で、黒い頭、灰色の腹、腰は白く、ポチャリと太っている。「ウソの雄、珍しい」と思った。ヤマツツジの冬芽を一枚、一枚、皮をはがすようについばん ・・・
【残り 1207文字、写真 1 枚】
若い頃の年の暮れ、房総丘陵の雑木林で、「ヒューヒュー」と口笛のような鳴き声が聞こえた。やぶの中にスズメ大の小鳥が見えた。ほほが桃色で、黒い頭、灰色の腹、腰は白く、ポチャリと太っている。「ウソの雄、珍しい」と思った。ヤマツツジの冬芽を一枚、一枚、皮をはがすようについばん ・・・
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