【魂の歌を】(9) 真保裕一・作 旭ハジメ・画

 ◆第一章 出会いの時(9)

 西野M2局長は決して声を荒立てない。ピアニストのような長い指が自慢で、社外では笑顔を絶やさない人でもあった。が、仕事をともにした者であれば、その粘着質な性格 ・・・

【残り 833文字、写真 1 枚】



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