【魂の歌を】(1) 真保裕一・作 旭ハジメ・画

 ◆第一章 出会いの時(1)

 スタジオ内の空気がしんと張りつめた。

 今さらながらの自己主張がまた始まったのだ。これでレコーディングのスケジュールがずるずると延ばされていく。

 大ガラスを ・・・

【残り 894文字、写真 2 枚】



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