【未明の砦】(418) 太田愛・作 藤岡詩織・画

 ◆第四章 標的(二十五)

 男は車のドアから手を離し、目出し帽の男の傍らに戻った。

「念のために言っておきますけど、この件を知っているのは俺たちだけじゃありません。俺たちに何かあったら、 ・・・

【残り 825文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る