【未明の砦】(412) 太田愛・作 藤岡詩織・画

 ◆第四章 標的(十九)

 溝渕は困惑して玉井と顔を見合わせた。警察の人間が、警察の公式見解と真っ向から対立する意見を週刊誌の記者を前に表明したのだ。玉井が、「あの、あんたたち、ほんとに警 ・・・

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