【未明の砦】(411) 太田愛・作 藤岡詩織・画

 ◆第四章 標的(十八)

 着信は財津からで、真実を話したいというユシマの社員が来たのでそっちへやったという。溝渕が、社員証を確かめたのか、と聞く間もなく財津は電話を切った。溝渕は財津の ・・・

【残り 823文字、写真 1 枚】



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