【未明の砦】(359) 太田愛・作 藤岡詩織・画

 ◆第三章 反旗(百四十一)

「二十歳を過ぎても家族に連絡して、その反応で揺さぶるってのがきっと常套(じょうとう)手段なんだろうな」と、矢上は頭の後ろで腕を組んでため息をついた。「まあ、 ・・・

【残り 819文字、写真 1 枚】



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