【未明の砦】(347) 太田愛・作 藤岡詩織・画

 ◆第三章 反旗(百二十九)

「今日の二直はなくなった、なんてことねぇよな?」

 脇が誰にともなく尋ねた。通りの方を見ていた秋山が答えた。

「ないと思うよ、バ ・・・

【残り 752文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る