【未明の砦】(341) 太田愛・作 藤岡詩織・画

 ◆第三章 反旗(百二十三)

 脇の入れた半畳が矢上の心に余裕を生んだ。矢上は食堂の全員にわかるようユシマ労組の職場委員である五十畑の方に向き直り、明確に宣言した ・・・

【残り 718文字、写真 1 枚】



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