2022年3月12日 05:00 | 有料記事

最大津波が押し寄せた時間に合わせて鐘を鳴らし、海に向かって黙とうする仲條さん(中央)ら=11日午後5時26分、旭市飯岡
「カーン、カーン」。旭市飯岡に響く鎮魂の鐘の音。その数は東日本大震災の津波による市内の犠牲者数と同じ16回。あの日から11年となった11日、飯岡では地震発生時の午後2時46分と最大津波が襲った午後5時26分の2回にわたり、住民が鐘を鳴らし、黙とうをささげた。「生きたくても生きられなかった人がいる」「 ・・・
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