【未明の砦】(282) 太田愛・作 藤岡詩織・画

  ◆第三章 反旗(六十四)

 日夏は自分の椅子ではなくデスクの端に腰掛けて、友人のような気さくな口調で尋ねた。

「その四人のペットボトルに何か入れたの、案外、君なんじゃないの?」< ・・・

【残り 791文字、写真 1 枚】



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