【未明の砦】(256) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第三章 反旗(三十八)

 板垣は、二〇一三年にバングラデシュで起こった〈ラナ・プラザの悲劇〉以降、労働を巡る潮目が急速に変化していることにも大きな懸念を示していた。
 
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【残り 843文字、写真 1 枚】



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